管理人のごった煮日記

 とりあえずこの映画はチャプラが主人公でシッタールタ王子が空気。
原作でも王子が出てくるまでの主役はチャプラらしいので仕方ないのか
もしれませんが・・・・テロップでもキャストで一番に名前あがったのが
チャプラ役の堺雅人さんだったし。
ほとんどチャプラに気を取られてシッタールタパートに集中できないという（笑）
あらすじ紹介ではシッタールタとチャプラが運命の出会いをするような書かれ
方してますが全然であってない。お互いの顔見た程度では？
絵は凄く綺麗で子チャプラ、子シッタールタ、タッタの可愛さは異常でした。
不覚にも萌えてしまった・・・・
チャプラは悲しかった。途中、成り上がって人が変わってしまったように
見えた瞬間もあったけれど最期までぶれてなくて。
「奴隷が飢えたり殴られたりしない生活を望むのがいけないのか。」と問う
シーン。奴隷がそんな事を考える事すら罪という身分制度の現実が辛い。
チャプラの望みはそんなに大それたことじゃないのに母ともども死刑に
なってしまう。カースト制に限らないこの手の問題の根深さを考えてし
まいました。
あと母とチャプラが一緒に串刺しにされて崖から落ちるシーンの絵が
凄く綺麗だったから余計切なかった・・・・
堺雅人さんの後半の絞り出すような演技がすばらしかったです。
映画としては正直それほど出来が良いとは思えないし、あんまり王子に
集中できませんでしたがちょっと見るにはいいのかなーと思いました。
声優さんが豪華なところとチャプラの物語はよかった。
三部作らしいのですが続編見るかは微妙・・・・・

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